融資担当もまた人

金融庁からの指示もあり、昨今の金融機関では融資の審査が厳しくなりつつあります。そのためなかなか審査が通らず、購入を希望していた物件を泣く泣く諦めた方も多いのではないでしょうか。
しかし、収益物件に対する融資は、金融機関にとっては非常に収益性の高いものです。審査は厳しいけれど出来るだけ融資を出したいというのが、担当者の本音です。
今回は、この実務を担う融資担当者についてご紹介します。

融資担当者の目標

金融機関に融資を断られることが続くと、金融機関は融資を出したくないのではと考えてしまいます。
しかし、先述の通り、収益物件への融資は金融機関にとっても収益性の高いものであるため、積極的に取り組みたい項目であることは事実です。そして、これは金融機関にもよりますが、融資担当者個人にも大きなノルマが課せられています。融資担当者としては、自身のノルマを達成させるためにもアパートローンは積極的に取り組みたい項目なのです。

融資担当もまた「人」

融資担当者にとってアパートローンは是非とも取り組みたい案件のはずですが、電話口や初めての面談の時点で断られる場合も多いです。融資担当者にとってもメリットがある話なのにどうして、という気持ちになりますが、その理由としてアパートローンの審査が非常に通りにくくなっていることが挙げられます。多忙な銀行業務の中で、審査が通る見込みの少ないアパートローンの稟議書を作成するのは、非常に手間です。そのため、電話口等で断る融資担当者も多く存在します。

それでも融資を通すためには?

年々厳しくなっている審査において、金融機関側が融資を断る理由は数多くあります。年収が借入に対して少ない、総借入額が大きい、物件が古い等、マイナス面を挙げればキリがないでしょう。そのため、いかにプラス面を見てくれる担当に出会えるかが、融資を通すための重要なポイントとなってきます。プラス面に着目し審査部へ稟議をかけてくれる担当を見つけることが出来るかが、融資を受けることが出来るか否かの別れ目と言えるでしょう。
基本的にアパートローンの融資審査項目は事前に基準が定められていますが、その審査基準を下回っていても、融資が実行されている事実は存在します。また、積極性に加えて、より上手く審査部と交渉ができる担当に出会うことも重要です。

審査部との交渉

あと一歩で融資が受けられるというところまで審査が進んだ場合、最後に明暗を分けるのは、銀行内での人脈です。例えば、融資担当者が新入社員で初めて稟議を行うとなると、審査部もより慎重に審査を行います。
一方で、融資担当者が審査部担当と繋がりがある場合、信頼関係から審査交渉がスムーズに進むケースが多いです。結果、新入社員からの稟議は否認になったにも関わらず、支店長が同様の稟議を行えば承認となるケースもあります。

申込時期について

一般的に金融機関の期末となる9月、そして特に年度末となる3月は、最も審査が通しやすい時期です。金融機関全体や支店・担当に課せられているノルマを期末までに達成しなければならないからです。融資実行額目標まで残り3億円というタイミングで3億円の融資の申し込みをすれば、他の月に比べて力を入れて稟議を行うのは当然と言えます。
しかし、決算当月は金融機関も非常に多忙です。後回しにされてしまわないためにも、申し込みを行うのは8月や2月からが望ましいと言えるでしょう。



Share on Facebook
Facebook

シェアする