住宅ローンを選ぶ際の注意点

人生のうちにそう何度も住宅ローンを組む機会というのはありません。よって、多くの方が住宅ローンについて「初心者」であり、安い金利で選んでしまうことが多いのです。しかし、本当にそれがあなたにとって最良の選択なのでしょうか。住宅ローンを選ぶ際にはあらゆる観点から比較・検討していくことが必要となります。ポイント毎に確認をしていきましょう。

元利均等返済と元金均等返済について

住宅ローンの返済方法には、「元金均等返済」と「元利均等返済」の2つの方法が代表的です。民間の住宅ローンでは「元金均等返済」はあまり一般的ではありませんが、フラット35などではいずれの返済方法も利用可能です。それぞれにメリットとデメリットがありますので、返済終了までを見据え、収入と支出の見込みや退職の時期などを考慮した返済方法や返済期間を選んでいく必要があります。

元利均等返済とは?

●メリット
返済額(元金+利息)が一定のため、返済計画が立てやすくなります。
元金均等返済に比べて、返済開始当初の返済額を少なくすることができます。

▲デメリット
同じ返済期間の場合、元金均等返済よりも総返済額が多くなります。
借入金残高の減り方が遅くなります。

元金均等返済とは?

●メリット
返済額(元金+利息)は返済が進むにつれ少なくなっていきます。
元利均等返済に比べて、元金の減少が早いため、同じ返済期間の場合、元利均等返済よりも総返済額は少なくなります。

▲デメリット
返済開始当初の返済額が最も高いため、当初の返済負担が重く、必要月収も高くなります。

団体信用生命保険について

住宅ローンの返済期間中にお客様に万が一のことがあった際に、保険金によって住宅ローンの完済を行うことを目的とした団体保険商品です。一般的に「団信」と呼ばれています。各金融機関が、ローンの利用者をまとめて生命保険会社に申し込むことから、保険料は割安な上、加入時年齢による保険料の差もありません。
注意点としては、団信の契約者と保険金の受取人は、ローン契約者ではなく金融機関となりますので、控除の対象にはなりません。
民間の金融機関のローンを利用する場合は、団信の加入が基本的に義務づけられていることから、団信に加入できない=ローンの借入ができないということ場合もあります。
フラット35を利用する場合、団信に加入できる方には団信への加入が薦められていますが、団信に加入できない方であっても、融資を受けることができる場合があります。
また、一般的に、団信に返済途中から加入することや脱退した後に再加入することはできないため、申し込み時の加入をお勧めします。
民間金融機関の団信の保険料は、金利に含まれることが一般的で、ローンの返済と別に支払う必要はなく、計画が立てやすくなっています。

オプションサービスで比較することも重要

各金融機関によっては様々ですが、特定疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)や重度慢性疾患(糖尿病・高血圧症・肝硬変・慢性腎不全・慢性膵炎)に対する保証も金利に含まれており、無料で付帯できるものもあります。お客様に万一の事が起きた際、返済を保証してくれるというサービスとなります。この点については、ご自身の生命保険料の圧縮に繋がる場合もあるので、じっくりと考慮していく必要があります。保険料の支払いについては、金利を上乗せするものと、年払いで納める場合があります。